文藝春秋西館ホールにて直木賞作家の中島京子先生、筑波大学附属病院精神神経科 新井哲明教授のお話を伺う機会を得ました。中島さんはお父様を介護された経験をもとに「長いお別れ」という作品を書かれています。認知症が始まりかけていたお父様が読んでいた本のタイトルを見たら「呆けてたまるか!」だったとか、フランス人に嫁いだ作者のお姉さまのもとを訪れた際、セーヌ川を眺め感極まって同道していた孫に「あれが荒川だ!」とのたもうたお話とか、笑いと涙が入り混じる体験は決して特別なものではなく、同じ状況の家庭ではどこでも繰り広げられているのかもしれない、と思いました。またその中島さんの体験をベースに、認知症について解説して頂いた新井教授の医療の現場の様々なお話を聞いて、そこまで進んでいるのだ!と、そこはまだなのか!?というこれまた入り混じった感想を抱いたのでした。とても勉強になりました。以下のリンクは筑波大学付属病院の新井教授のページです。
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